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ブランズタワーみなとみらい

BRANZ TOWER Minatomirai

Residential / 2017

用途 Residential
業務内容 Landscape / Interior
クライアント 東急不動産株式会社
設計体制 外構・インテリアデザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
施工 清水建設株式会社
延床面積 26,448.45㎡
階数・構造 29F/B1F, RC造
所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-2
撮影 黒住直臣

プロジェクトについて

「ブランズタワーみなとみらい」は、みなとみらい21地区内の視認性の高い中心部に位置する複合開発の一部として建設された、集合住宅である。我々は、この集合住宅において外構及びエントランスのデザイン監修をおこなった。複合開発全体のコンセプトである「“みなとみらいらしい”爽やかさと賑わい」というテーマを我々のデザインにも踏襲し、みなとみらいに相応しい”大人の邸宅”を創り上げた。

外構においては、低層部の水平ラインを強調し、邸宅としての風格ある構えを作り出すことに注力した。基壇部の庇は、木質調のデザインで居住者を優しく出迎え、7m張り出たエントランスキャノピーによって力強い風格を強調している。また、外構とエントランスにおいては、色彩を連携させて石や煉瓦といった素材も連続的に用いて、一体的で重厚感ある構えを作り出した。

インテリアデザインにおいては、スケールの大きなみなとみらいの街並みや風景とはあえて対比的に細やかな作り込みをすることで、居住者が共用部に到着した時に「我が家に着いた」という温かみや落ち着きを感じられる空間となるよう工夫した。そして、自然素材の質感や表情を持つライムストーンや木素材などを用いて、ディテールに変化を付けることで、多様で豊かな空間表現をした。尚、エントランスホール上部の円形の吹抜けには、シャンデリアを配置しているが、繊細で柔らかな織物のように仕上げた金属素材で取り囲み、シャンデリアの美しさを際立たせている。さらに、四角く切り取られたメインラウンジ上部には、森の木立を連想させるような木調のルーバーを配置し、外光が差し込む障子のような格子のデザインにして、ラウンジ下部から見えてくる植栽の木立との連携を意識している。様々な種類の光を巧みにコントロールすることで、繊細で上質な表情を持つエントランスを作り上げることに成功した。

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