Belgian Pavilion, Expo 2025 Osaka, Kansai
| 用途 | Pavilion |
|---|---|
| 業務内容 | Architecture |
| クライアント | Belgian Commission General for International Exhibitions (BelExpo) |
| 設計体制 | 実施設計:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 基本デザイン:Atelier d’architecture CARRE 7 監理:Beyond Limits KK |
| 施工 | ONEデザインズ株式会社 |
| 延床面積 | 2251.54㎡ |
|---|---|
| 階数・構造 | 3F, S造 |
| 所在地 | 大阪府大阪市此花区夢洲 |
| 撮影 | 撮影: Ribit Photographic |
水の三相を空間デザインで体現
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応し、ベルギー館(パビリオン)は「いのちを救う(Saving Lives)」をメインコンセプトとし、生命の源である細胞と水の構成をモチーフにデザインを行っている。
建築コンセプトは「水」。パビリオンは水の三相を建築的に具現化し、「固体=アイスボックス」「液体=柔らかい光を取り入れ外周を巡る流動的なスロープ」「気体=白く膨張可能な雲」の3つの形が、生命の循環を示す空間体験として計画されている。建物の中心には、水の分子構造に着想を得た六角形の二層吹き抜け空間で構成された心臓部「ハート」が配置されている。壁面の植栽と流れ落ちる水が、天と地、自然と人間を視覚的につなぎ、生命の象徴としてパビリオン全体の核を成している。この「ハート」を起点に、万博会場を一望できる屋上テラスまで展示空間と外周スロープが連続的につながり、生命の循環を感じられる体験動線を形成している。外装にはベルギー産ロックパネルやポリカーボネート、舗装にはベルギー産の石材やレンガを採用し、ベルギーの文化と技術を積極的に取り入れた。また断熱性能の向上によって環境性能にも配慮し、建物の軽量化によって埋め立て地特有の地盤条件に対応した。これらの設計にはベルギーの設計基準も取り入れ、両国の知見を融合した性能・構造としてまとめられている。
生命の創造と維持における水の重要な役割、人類と環境の関係性、そして未来のために環境を保全することの重要性・課題を共有する空間を創造すべく取り組んだベルギー館。パビリオンへの来場を通じてベルギーの文化や技術を体感しながら、「いのちを救う」ことを想うきっかけの一助になったと考えている。
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