BRANZ Tower Osaka Honmachi
用途 | Residential |
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業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | 東急不動産株式会社, 大和ハウス工業株式会社, 住友商事株式会社, 株式会社コスモスイニシア |
設計体制 | デザイン監修:光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所 設計・監理:株式会社IAO竹田設計 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
延床面積 | 32,499.87㎡ |
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階数・構造 | 43F, RC造(一部S造) |
所在地 | 大阪府大阪市中央区南本町2丁目5-13 |
撮影 | - |
都心の新たな象徴となるタワー
計画地は、大阪都心の中心部「本町エリア」に位置する。このエリアは、高層ビルが林立し、都会的な街並みを形成すると同時に、クラシカルな名建築が建ち並ぶ「三休橋筋」の情趣豊かな景観が息づく場所でもある。
この地の歴史と風景を活かしつつ、視認性の高い場所に建つことから、重厚感のあるシンプルかつシンボリックな形状で、都心の新たな象徴となることを目指した。大阪では稀有なアシンメトリーデザインをタワーファサードに採用し、見る角度によって異なる印象を与える特徴的な意匠としている。クラシカルで落ち着きに満ちた三休橋筋の景観と調和するよう、基壇部の全面に花崗岩を採用し重厚感を持たせながらも、金属のアクセントによって光の変化による繊細な表情を持った街並みを形成した。天空率を考慮して生まれた高さ7メートルものピロティ空間は、エントランスホールの一部として見立て一体的にデザインすることで、人々が集う豊かな空間として構成している。また、辻空間に設けた大きな開口部からは大理石の壁面とシャンデリアアートが見え隠れし、その上質感が街並みに貢献している。
「トワイライトジュエル」のコンセプトのもと設えた光の煌めきを纏うタワー頂部は、都心のスカイラインに新たな輪郭を創出している。共用施設を集約した最上階/42階のエレベーターホールとスカイラウンジには、煌めく宝石のエメラルドをモチーフとした青みがかった緑色や、美しいエメラルドカットの八角形の天井デザインを採用し、タワー頂部の「トワイライトジュエル」のコンセプトをより強固にしている。スカイラウンジ・ゲストルーム・スカイテラスといった共用施設を最上階に集約させることでタワー頂部デザインがより特徴的なものとなり、ここにしかない象徴となっている。また、全ての住民が利用できるスペースが大阪市内の眺望を楽しみながらくつろげる「空の特等席」として計画されたことから、より豊かな「人々の繋がり」を生み出す機会となることを期待している。
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