プラウドタワー平井

PROUD TOWER HIRAI

Residential / 2025

用途 Residential
業務内容 Architecture / Interior
クライアント 野村不動産株式会社
設計体制 デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
設計:佐藤総合計画・前田建設工業共同企業体
監理:株式会社佐藤総合計画
施工 前田建設工業株式会社
延床面積 44,149.98㎡
階数・構造 29F/B1F, RC造/一部S造
所在地 東京都江戸川区平井五丁目65番
撮影 株式会社エスエス

平井の未来を照らす道しるべ

本計画地は、蔵前橋通りを境に、南は駅前の都市的な顔、北は旧中川や荒川を望む牧歌的な顔を持つ。さらに、西方面には東京スカイツリーや隅田川の花火大会など華やかな景色が広がる。周囲の環境に開かれ、さまざまな場所からその姿を認識できる立地を活かした平井のランドマークを目指し、「灯台(Beacon)」をコンセプトに掲げた。

街のシンボルとしての役割を果たすには、遠景からの表情が重要となる。平井は旧中川と荒川に囲まれ、南北に長い地形の中心を総武線が通る。この独特な地勢を踏まえた上で、歴史的な要所からも認識される存在であることが、ランドマークに求められる姿だと考えた。

まず、近代化以前からあり、地元民の心象風景でもある旧中川に向けてファサードの『顔』をつくり、この地の歴史的背景に呼応させるとともに、敬意を表現した。さらに、近代化の礎となった鉄道駅を中心に、駅前とその対岸(南口側)にも新たな『顔』を形成。これらの「顔」をつなぐデザインをファサードに展開することで、荒川側からの遠景においても特徴的な表情が連続し、ランドマーク/灯台としての一体感あるデザインがシンボル性を高めている。

積層感と開放感が表現された建物の低層部は、「HIRAI TERRACE」と名付けられ、高層部の「灯台/Beacon」と一体となることによって、平井における土地の記憶の継承と新しい未来への発展を表現するという関係者一同の願いを形にすることができた。

新しいシンボルが輝くことで、平井の未来を照らす道しるべとなる。
「Beacon」という名には、そうした思いが込められている。

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