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究極の柔軟性

DESIGN WITH RESILIENCE

これからのJMA,PCPAJを牽引する三人のリーダーが語る、シーザー・ペリから光井純、全スタッフに受け継がれる行動理念

Introduction

プロジェクトが始動すると、まず街全体を視野に入れて考察し、利用する人々に想いを馳せるのが、JMA,PCPAJの取り組み方です。あらゆる角度から立地周辺の環境を精査し、クライアント、社内、あらゆる協働者と、垣根を越えて関わる人すべてが対話を重ね、最適な解を求めていくのが、JMA,PCPAJのスタイルです。街で暮らす人、行き交うすべての人が満たされた時を過ごせるように、多種多様な発想から既成概念にとらわれないアイデアを出し合います。シーザー・ペリから光井純、そしてJMA,PCPAJ全スタッフへと受け継がれる、こうした行動理念について、これからのJMA,PCPAJを牽引する三人のリーダーが語り合いました。

クライアントとの円滑なコミュニケーションを可能にする対話力はいかにして培われるのか。あらゆる環境に適応し、限りないニーズに応えるために、必要とされる能力は何なのか。それぞれが自身の経歴を辿ることで、いつしか身に付けていた“最適解”を導き出すための能力を、彼ら自身が再認識し、デザインへのさらなる意欲が掻き立てられたようです。

PEOPLE

  • Yoshinori Moriya守屋 良則

    シニアアソシエイト、一級建築士

    主な実績:東京国際空港(羽田)国際線旅客ターミナル、芝浦アイランドデザインガイドライン、高松サンポート合同庁舎

  • Hirohisa Ogata緒方 裕久

    シニアアソシエイト

    主な実績:SKYZ TOWER & GARDEN、淀屋橋三井ビルディング、九州大学新キャンパス

  • Kensuke Joko上光 健介

    シニアアソシエイト

    主な実績:ヒルトン沖縄北谷リゾート、もいわ山ロープウェイ施設、パークシティ浜田山

対話を重視することが私たちの文化

緒方
三人は同じぐらいの時期に入社したけれど、それぞれ本社以外の別々の所にいることも多くて、こうして揃って東京の事務所にいるのは久しぶりだね。3人とも同い歳で、入社前はアルバイトをしていたという共通点があるね。
守屋
今思い出すと、たくさん作ったよね、模型。出来上がってスタッフの所へ持っていくと、アルバイトの立場でもその模型に対してどう思うか意見を求められ、最初の頃はただ困惑して答えられなかったのを覚えている。だけどそうやって経験の浅い頃から耳を傾けてくれたので、一つひとつの作業について考え、それを伝えることが徹底して意識づけられたと思うな。
上光
常にどう応えるか考えるようになるよね。自分の意見をきちんと聞いてもらえるなら、それに応えたい。だから事前に調べて準備をするようにもなる。関わっているプロジェクトに対して、たとえアルバイトという立場であっても愛着がわいてくる。
緒方
会社に入って様々な仕事を経験して、とにかく言えることは、シーザー・ペリも光井純も、デザインディスカッションの場ではリーダーから新人まで、どの発言に対しても絶対に否定はしないし、いいアイデアは尊重する。その姿勢は先輩たちも同じだったし、自分たちも自然とそうしていることに気付かされる。自分自身のアイデアが活かされ、それをクライアントにも評価していただいて、街の建築に形として残る。それが建築デザインの仕事の醍醐味ではあるけれど、新人にもそのチャンスが大いに拓かれているのがある意味エキサイティングかもしれない。
守屋
そういう意味で、新たなアイデアを生み出しやすい環境だと言えるだろうね。肩書きやキャリアに臆することなく誰もがフラットな関係性で、非常に意見を言いやすい。対話を重視することがJMA,PCPAJの文化として根付いている。

“マナー”に準じた、街にあるべき建築を

守屋
昔を思い返してみると、入社してからずっと言われ続けてきたのは、「まず敷地分析から取り掛かりなさい」ということだったね。敷地について知ろうともせずに、いきなり建物の設計を始めるんじゃないと。だけど最初の頃はやはりどうしても作りたい建物のデザインばかり意識しがちだった。
上光
社内ミーティングでは、まず街に対してどうあるべきかを重視しなさい、と。利用する人のこと、景観、気候や風土、歴史的背景など、建物が建つ街について多方面から分析するよう常に求められたね。
緒方
光井さんと話していると敷地環境に対して“マナーを守る”という表現がよく用いられる。まず街と利用する人ありきで、そこにあるべき建築を、未来を見据えて創るのだと。そして街を一つひとつ綿密に分析して、その街のその敷地だからこそのデザインを追求していく。だから同じデザインには決してならない。
守屋
「どうしてJMA,PCPAJの建築は、あんなにいろいろな種類のデザインがあるの」とよく聞かれる。いわゆる、ガラス建築とか、コンクリート建築とか、わかりやすいデザインスタイル(作風)は持っていないのか?とも。でも僕たちのスタイルから言えば、環境や風土、歴史や文化が異なる場所に、最適な建築として建てるのだから、必然的にそれぞれ違うデザインになるよね。世界中にひとつとして同じ街はないのだから。
上光
そして敷地環境とともに理解しておかなければならないのが、クライアントの要望。これは当たり前ではないかと思われがちだけど、JMA,PCPAJの場合はクライアントの要望をどこまでも深く掘り起こして理解しようとする。クライアントが願う要望にはクライアント本人も気づいていない潜在的な想いも含まれる。それを引き出すためには、対話を重ねること。考えを伝え合うのは、なにも同僚の間だけじゃない。意見交換することの重要性は、事務所の誰もが自らの体験をもとに理解しているから、クライアントとの対話を大切にするよね。
緒方
そしてヒアリングした内容を模型やCGでビジュアル化して、イメージのすり合わせとディベロップを何度も繰り返す。クライアントもビジュアルで自分たちの要望を目にすることで、彼らの意見もより具体性を帯びてくるといよいよデザインディスカッションが盛り上がってくる。
上光
イメージとなる模型やCGのビジュアル化した案をあえて多く持っていくことによって、対話の起点ができる。いろんなパターンを示すことで、クライアントの要望を掘り起こすことにつながるよね。

クライアントと一緒にゴールまでの達成感を共有する

上光
模型やCGをたくさん用意するためには、様々なケースについて十分に想定が成されているということ。クライアントのニーズに対して、敷地環境を綿密に分析した結果をふまえて提案するわけだから、そのどれもが論理的に導き出したものになる。JMA,PCPAJに依頼してくださる方々は、特定の作風のデザインスタイルを求めているわけではなく、立地とご自身の要望に合わせて最適なアイデアを出してくれると期待を持っておられるはず。その期待に応え、上回る為に、根拠ある提案にしなければならないと、準備にも自然と熱がこもる。
緒方
提案内容に根拠があり、かつ要望を掘り起こす必要があるから、当然ながら議論も活発になる。自ら積極的に意見を述べて対話を重ねることで、自然とクライアントにも新しい気付きやアイデアが生まれ、それをデザインに織り込んでいく。そういう協働作業を繰り返していくので「デザイナー先生に任せる」とはならずに、一緒になってデザインを進め、ゴールに近づくという一体感が出てくる。
守屋
論理的に構築されたデザインなので、議論に加わっていた人間はなぜそのような造形になったかを客観的に説明できる。たとえ建築家ではなくてもね。実際にクライアントの担当者の方が、上司に模型を見せながら経緯を説明することもあるからね。建築デザイナーが感覚的にこれが良いと言ってます、では何億と動かす会社の稟議は通らないだろうから(笑)
上光
こんなふうに、クライアントとデザインの過程で深く関わらせていただくことで、一緒にデザインを進めているという一体感を持っているからこそ、建物が完成した時にはクライアントの方々がとても喜んでくださる。一緒に汗を流して、知恵を出し合って、「ああでもない、こうでもない」と議論を交わし、生まれたアイデアが実際に形になった瞬間は、やはり感無量。それを関わった誰もが共有できるのは、自分たちにとっても最高に嬉しいこと。
守屋
クライアントに喜んでいただいているのだなと感じる瞬間は何度もあるね。要望をヒアリングして、その想いをデザインに落としこみ、先方の想像を超えるデザインを提案できたとき。「いいものができそうだね」と期待していただける。また何度も議論を交わし、それが建築として形を成してくると、関わる人みんなの気分が高揚してくるよね。
上光
そして自分たちが手掛けた建築を、街の中で利用する人々がいる。関わった街空間の中で、活き活きと働いている姿や、笑顔いっぱいに楽しんでいる様子を見かけると、まさに“人生の舞台”を提供しているのだと感じられ、この仕事をやっていてよかったと思えるね。
緒方
どのような環境にあっても敷地に応じたアイデアを出し、対話を繰り返す中で次々と出てくる要望に応えていく。最適な建築デザインを提供するために、自分たちの強みである「究極の柔軟性」にこれからもっと磨きをかけていきたいね。

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