ナゴヤ ザ タワー

NAGOYA the TOWER

Residential / 2023

用途 Residential
業務内容 Architecture / Landscape / Interior
クライアント 総合地所株式会社、名鉄都市開発株式会社、
京阪電鉄不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社、
三交不動産株式会社、住友商事株式会社
設計体制 デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
設計・監理:長谷工コーポレーション株式会社
施工 長谷工コーポレーション株式会社
延床面積 53,805.34㎡
階数・構造 42F/B1F, RC
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅南2-7
撮影 黒住直臣

リニア開通を迎える名古屋駅エリア、発展を先駆ける名駅南のシンボル

リニア中央新幹線の開通を目前に控えた名古屋駅エリアの一角に、NAGOYA the TOWERが完成した。都心立地ながら広大な敷地を擁し、都市を巡る高速道路にも近接するというどこからでも視認できるタワーだからこそ新たなランドマークとしてのタワーデザインが求められた。
“figurative”をコンセプトに、抽象的ではなく、比喩的・具象的・象徴的となる外観デザインを目指した。我々人間には頭があり胴体があり足があるように、タワーの形状や部位にも都市に対する役割というものが存在する。空と接する頂部は建物の顔となる部分である。遠景でも「あれが自分の家だ」と誇れるように、ティアラをモチーフにデザインしている。胴体となるタワー中高層部は、下広井町線から正対して面するシンメトリーデザイン、高速道路側からの主景観となる面をアシンメトリーデザインとし、都市に多様な表情を魅せる工夫を行っている。
足にあたるタワー低層部は大地に接し、ランドスケープと一体となって人々が近景で触れる大事な空間である。“Urban Forest”をコンセプトに掲げ、都市の喧騒とは一線を画す深い緑に包まれたランドスケープを展開し、3つのガーデンで格式高い住まいを演出している。雁行した道行と都度アイストップとなる木々、歩みに寄り添った水の流れを有する「キャナルガーデン」。洗練されたグランドロビーに面するアートと静謐な緑が織り成す「アートガーデン」。各種バラをはじめとする花々が咲き誇り生活を彩る「フラワーガーデン」。これら3つのガーデンはインテリア用途と呼応し、複雑な敷地形状をしっかりとデザインに活かしている。
二層吹抜のグランドロビーは三方向が開放された緑の風景を感じられる特別な空間。自然を存分に感じながらも、この都心立地にふさわしい都会的で洗練されたデザインを目指した。金属と大理石で構成した大きな壁面を有する贅沢な空間には、堀木エリ子氏の創作和紙で設えられたアート照明を設置。和紙という自然素材を用いながら、都会の洗練された灯りを創出した。
ゲストルームは、自然をモチーフにグリーンをベースとした明るい空間「Nature」、都市のホテルをイメージしたシックな空間「Urban」、床の間や畳を用いながらもモダンで洗練された和を表現した空間「Japanese」、個性の異なる3つの空間として設え、多彩なデザインを選択できるようにしている。
29階エグゼクティブラウンジでは名古屋駅周辺の夜景を一望しながら家族やゲストとの特別な時間を楽しむことができる。都市の煌めきを感じる、洗練された家具やアートに囲まれた都心上空のリビングラウンジとダイニング、バーを備えたキッチンカウンタ―が設けられ、非日常を楽しむ「SECOND LIVING」をデザインしている。

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