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プレミスト徳山ザ・レジデンス

PREMIST TOKUYAMA The Residence

Residential / 2024

用途 Residential
業務内容 Architecture / Interior
クライアント 大和ハウス工業株式会社
設計体制 デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
設計・監理:株式会社 ニュートピアプランニング
施工 フジタ・澤田建設・洋林建設特定建設工事共同企業体
延床面積 7,769.58㎡
階数・構造 18F, RC造/ 一部S造,
所在地 山口県周南市銀座1丁目32番
撮影 有限会社 時空アート

明晰な構えで徳山駅前のエンブレムを目指す

本物件は「徳山駅前地区第一種市街地再開発事業 新築工事」における住宅棟であり、新幹線の乗降駅であるJR徳山駅と直結する。建物は駅周辺で最高層となるため、駅前のランドマークや街のシンボルとして、明晰なデザインで人々の記憶に残るよう、「TOKUYAMA EMBLEM」をデザインコンセプトとした。

外観は60mの高さを強調する縦分節のデザインとし、線路に正対する長大な壁面を左右対称に縦分節することで、シンボリックな構えとした。色彩にはコントラストのある色味を採用し、コーナー部はホワイトのフレームで高さ方向を強調した。南西角は駅の自由通路およびデッキからの見上げを意識し、細かな分節で表情をつくり、頂部の一部に塗り分けを施すことで、ヒューマンスケールを意識した。四方どこから見ても、縦に延びる、堂々としたデザインとなっている。エントランスでは、徳山駅からの賑わいをつなぐ演出として、軒裏を徳山杉の近似木調で仕上げた。壁面は貴重な地産石(徳山石)を用いた徳山ならではの意匠とし、磨きの仕上げを面で切り替えることで、面ごとの異なる風合い楽しめる仕様となっている。

インテリアでは「THE CABIN LOUNGE」をコンセプトに、陸・海ともに交通の要所である徳山の風景から、列車や船の旅を楽しむ人々が集うラウンジを想起させる、「憩いの空間」をデザインした。木調で角のない、つくりこまれたディテールや、グレー(徳山石)+ブルー(海)+木(徳山杉)といった徳山ならではのカラースキームを用いた。風除室では、曲線上に配した格子ルーバーが訪れる人をエントランスへと誘う。2階のエントランスホールでは、船のデッキスペースをイメージした窓側の空間と、豪華客船のキャビンラウンジをイメージした屋内側とで、空間を緩やかに区切った。中心には、海の流れとそこに映る島々がモチーフのガラスアートが出迎え、エレベーターホールへは、3方を木ルーバーで囲まれた回廊を通ると、波長をイメージした光のラインが人々をプライベート空間へと導く。

生まれ変わったこの場所が、駅前の新しい「エンブレム」として人々に愛され続けることを願っている。

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