Park City Chuo Minato The Tower
用途 | Residential |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior |
クライアント | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
設計体制 | デザイン監修(外装、外構、共用部(屋上、サブエントランス) 、共用部サイン計画、照明計画):光井純&アソシエーツ建築設計事務所、 設計・監理:大成建設株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 大成建設株式会社 |
延床面積 | 44,958.88㎡ |
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階数・構造 | 36F/B1F/PF2F, RC造/S造 |
所在地 | 東京都中央区湊2-15-14 |
撮影 | 黒住直臣 |
「パークシティ中央湊 ザ タワー」は、東京都中央区隅田川のリバーフロントに位置し江戸時代には“江戸湊”と呼ばれ隅田川を利用して「人」と「もの」とが行き交う水路輸送の玄関口であった歴史ある敷地に完成した集合住宅である。現代においてもこの場所は、観光船が行き交う水辺の風景を形づくっている。私たちはこのプロジェクトをデザインするにあたり水辺のまちにふさわしい美しい佇まいであること、そして何よりも歴史を踏まえその場所固有のデザインであることが必要であると考えた。
外観デザインには、隅田川の水と光がつくる「きらめき」や「波の重なり」といったさまざまな水の表情をモチーフとして色彩やラスタータイルなどの素材感にこだわってデザインを行った。デザインの特徴となっている頂部では流線形のフィンの重なりで軽やかなスカイラインを生み出している。また、この地域では江戸時代に木材問屋が立ち並んでいたことから、低層部ではルーバーや格子をアクセントとしてデザインに取り入れ、木組みの繊細なディテールや陰影感を表現した。そしてこのプロジェクトならではの固有性を表現するため、江戸古来より使われてきた伝統的な色彩を採用し外観デザインに取り入れた。特に日本画の代表的な白色である「胡粉色」や「江戸紫色」などを使用し“江戸湊”ならではの風景を表現している。
ランドスケープデザインでは、隅田川と敷地の「水辺景観の延伸」をテーマにデザインをおこなった。穏やかな流れをモチーフにした舗装パターンや水面のきらめきを表現したタイル、陸と水のつながりをイメージさせる舗装の隆起といった仕掛けや、水際を彩る豊かな植栽空間によって隅田川の水辺の余韻を楽しめる外構デザインとした。
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