Takamatsu Sunport Government Building South building
用途 | Office, Public |
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業務内容 | Architecture |
クライアント | 国土交通省四国地方整備局 |
設計体制 | 株式会社日建設計・ペリクラーク設計共同企業体 |
施工 | 株式会社錢高組 |
延床面積 | 22,769.65㎡ |
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階数・構造 | 11F/B1F/PH1F, S造/SRC造/RC造 |
所在地 | 香川県高松市サンポート3-33 |
撮影 | 黒住直臣 |
第2期工事であった南館の完成をもって、高松サンポート合同庁舎全体と周囲の街との関係が完結している。第1期の時に作り上げた街づくりの理念をもとに、南館の具体的なデザインは実施された。まず、建築の外装デザインは既存景観と連携して、街の風景の価値を高めなくてはならない。高松城の持つ陰影感と色彩を、現代的に解釈しながら継承することはもちろんのこと、北館の表情を尊重しながらも、南館の個性を作り上げることを意識した。
南館の高さを18m程度北館から下げることによって、駅前広場に向かって階段状にボリューム構成を行ない、都市景観に躍動感を与えた。また、柱型も北館よりは細めに表現して、デザインの一貫性は保ちながら軽やかな表情を作り上げた。色彩も上部に向かって明度を上げ、空に向かう上昇感を作り上げている。さらに環境配慮のための庇の表情も、北館と比較してよりシャープで軽やかなディテールを心がけた。
北館と南館は10年近くの時間を隔てて完成したが、合同庁舎としての一体感と多様性、そして開発全体のタイムレスな表情は十分に実現できたと思う。
高松サンポート合同庁舎 北館
https://www.jma.co.jp/works/takamatsu-sunport-government-building/
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