プレミスト芦屋

PREMIST Ashiya

Residential / 2022

用途 Residential
業務内容 Architecture / Landscape / Interior
クライアント 大和ハウス工業株式会社
設計体制 デザイン監修(外装・一部ランドスケープ・共用部インテリア)
:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
実施設計:株式会社 淺沼組
ランドスケープ:株式会社石勝エクステリア
施工 株式会社 淺沼組
延床面積 3,269.44㎡ 
階数・構造 5F, RC造
所在地 兵庫県芦屋市公光町12-4
撮影 株式会社エスエス

新時代の芦屋(NEXTMODERN)

本プロジェクトで目指したのは、邸宅の⾼級感と新しさを兼ね備えた次世代モダニズムを象徴とするデザイン。⼤阪と神⼾の間に位置しアクセスの良さを享受しながらも、⾃然と共に暮らせることで「風光明媚」をコンセプトに住宅や別荘が建てられ始めた芦屋エリアは、現在では警察署や消防署、⼩学校を始めとした公共施設が集まる、有数の街となっている。敷地は阪神本線芦屋駅から徒歩3分の⽐較的フラットなエリアにあり、芦屋川など季節の移ろいを感じられる住環境であり、周辺にはおしゃれで美味しいレストランやパティスリーが続々とオープンし、幅広い世代が集まる人気のスポットに位置する。

外観デザインは住⼾が並ぶ集合体のように見せるのではなく、芦屋エリアに相応しい重厚感のある⼀つの⼤きな住まいとして⾒えるようデザインしている。外壁に使用するタイルは阪神間の歴史的建築物に見られる⾊調を意識し、一つとして同じ⾯上にならない割肌タイルを採用した。一方で阪神間モダニズムの時代にはなかった⾦属パネルを組み合わせモダンなデザインも追求した。また、高級住宅街ということもあり、近隣建物の窓の位置を一つ一つ検証し、階層やユニットごとに窓の位置や⼤きさを変え、⾯によって異なる縦ルーバーを設けることで、外からの視線を遮りプライバシーに配慮した開⼝部を備えた外観デザインとした。共用部でも阪神間の歴史と新しさを兼ね備えた次世代モダニズムを象徴するデザインを目指し、優美な曲線・光沢感のあるマテリアル・線材の重なりが生み出す奥行き感によって、煌めきと繊細な表情を持った上品で落ち着きある空間を演出している。

この地ならではの作りこまれたディテールによって、タイムレスとモダンが共存する新時代の芦屋を象徴するデザインとなったと自負している。住まう方々の誇りとなり、この地に愛される存在になることを願っている。

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