PROUD TOWER KAWAGUCHI CROSS
用途 | Residential, Retail |
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業務内容 | Interior |
クライアント | 野村不動産株式会社 |
設計体制 | デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 (一部外構アプローチ・共用部インテリア) 設計・監理:株式会社INA新建築研究所 |
施工 | 前田建設工業・埼和興産共同企業体 |
延床面積 | 66,571.30㎡ |
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階数・構造 | 28F/B2F, RC造/一部S造 |
所在地 | 埼玉県川口市栄町3丁目 |
撮影 | 株式会社エスエス |
計画地はJR京浜東北線「川口」駅より徒歩4分の場所に位置し、駅周辺の街区を結ぶペデストリアンデッキから続く、川口銀座商店街(樹モール)との商住一体の再開発事業である。我々は住宅共用部のインテリアデザイン及びエントランスアプローチのデザインを担当した。
共用部インテリアのデザインテーマは「歴史・人・自然をつなぐ」。荒川、新芝川の豊かな自然と水の潤い、商店街「樹モール」からなる賑わい、鋳物産業や安行の植木など土地の歴史を紡ぎながら、多世代が住む街にふさわしい空間を目指した。1Fのエントランスは「木漏れ日」をテーマとし、デザインシェルフから漏れる光でシークエンスを演出し、木漏れ日をイメージしたアートを配置した。ラウンジでは、鋳物調の素材で構成された格子から漏れる光で空間を囲い、住民が集う場所としてデザインし、鋳物のオブジェクトで土地の「歴史」を感じてもらえる演出とした。4Fの共用部は、商店街「樹モール」からインスピレーションを得て、多様な楽しみ方を選べるよう、「SHARE MALL」として構成した。横並びに配置されたスタディールーム、シアタールーム、パーティールーム、キッズルーム、ゲストルームでは人々が集い、賑わいが生まれ、多世代が心地よく楽しめる共用空間となっている。また、それぞれの空間にインドアグリーンを配し、自然を感じる素材を多く取り入れた。ゲストルームは壁面や家具を天然木とすることで、“木”本来の肌触りや香りも楽しめる。16Fのライブラリーラウンジは、荒川を望める眺望の良さを生かし、“川沿いで佇むかのように好きな場所で過ごせる”空間とした。夜になると、光で演出されたブックシェルフが浮かび上がり、街の灯りに呼応し、昼とは異なる落ち着いた表情を作り出す。
川口の風景、文化、街、歴史を紡ぎ、時を越えたランドマークとして、多世代に長きにわたり愛される空間となることを願っている。
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