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獺祭BLUE ニューヨーク蔵

DASSAI BLUE SAKE BREWERY

FACTORY, COMMERCIAL / 2023

用途 FACTORY, COMMERCIAL
業務内容 Architecture / Landscape / Interior
クライアント 旭酒造株式会社
設計体制 設計・監理 /
 光井純&アソシエーツ建築設計事務所
 Pelli Clarke & Partners
施工 Consigli Construction Co., Inc.
延床面積 8,378.181㎡
階数・構造 2F, S
所在地 5 St Andrew Rd, Hyde Park, NY 12538 United States
撮影 -

アダプティブリユースによって日本文化を海外へ発信する酒蔵をつくる

山口県岩国市に本社を置き、有名銘柄”獺祭”の蔵元である旭酒造が、海外進出の拠点として、新たな工場を建設するプロジェクトである。世界最高レベルのアメリカの料理専門学校/The Culinary Institute Of America(CIA)からの進出打診を受け、料理と日本酒のコラボレーションを期待されてCIA近くのニューヨーク州ハイドパーク市に計画された。スーパーマーケットとして利用されていた既存建物を工場としてアダプティブリユースした本棟と、新設された精米棟および排水処理棟の3棟からなり、全体的なランドスケープの整備も行われた。
敷地はハドソン川流域に位置し、景観の規制が非常に厳格な場所であった為、周囲の街並みの歴史ある雰囲気と調和させることに注力したが、日本酒をメインとする日本の酒造メーカーということもあり、「日本らしさ」もデザインに盛り込んでいる。
本棟では外観のアクセントとなっている庇状の屋根デザインとリンクする軒の深い縁側空間を設けている。試飲等の出来るインテリアスペースとランドスケープを中間領域として連続させてだけでなく、訪れるゲストをやさしく迎え入れる日本らしい縁側デザインとしている。
桜を愛でる花見スペースを設けたランドスケープや、試飲や生産エリアの見学を通して交流を楽しめるインテリア空間など、季節による自然の変化などを楽しみながら、日本酒を味わえる様々な場所を設けている。
この施設が日本文化の海外発信の一端となり、この地のアメリカ文化と共に育まれることを願っている。

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