RICCO栄ビル

RICCO SAKAE Bldg.

Office, Commercial / 2006

用途 Office, Commercial
業務内容 Architecture
クライアント 株式会社サウスヒル
設計体制 デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 設計・監理:株式会社大林組
施工 株式会社大林組
延床面積 6,296.34㎡
階数・構造 10F/B2F/PH1F, S造/一部RC造/SRC造
所在地 愛知県名古屋市中区栄3-14-7
撮影 光井純&アソシエーツ建築設計事務所

プロジェクトについて

RICCO栄は、名古屋きっての繁華街である栄に位置する複合ビルである。栄のメインストリートのほぼ中央に位置し、周辺は時代を牽引する商業施設やブランドショップが多く立ち並んでいる。計画敷地は交差点に面した角地であり、また基本設計当初から低層部に高級ブランドショップを誘致することが決まっていたため、ファサードデザインには建物の強い存在感と高い視認性を表現することが強く求められた。

角地というロケーションを最大限に生かすため、10階建でありながら伸びやかなタワーがそびえたつかのような印象を与える外観を目指した。タワーのように扱った、交差点側の東側ボリューム(「タワー部」)と、それに寄り添うやや高さを抑えた西側ボリューム、という二つのボリュームの組み合わせによる構成とした。「タワー部」のファサードは、中央部分を屋上から高く突き出し、さらに縦マリオンを配置することにより、空に向かう伸びやかな縦長のプロポーションを強調している。また、タワー部のコーナー部分はあえてシンプルな表現とし、中央部分の縦マリオンをより際立たせている。一方、西側ボリュームもすっきりとシンプルな表現として主役のタワー部に寄り添い、バランスの取れた外観を形成している。低層部の高級ブランドショップのメインエントランスは交差点に面し、「タワー部」の足元コーナーからアクセスする計画であり、栄の街でひときわ目を引く存在感を放っている。

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