Public & Educational / 2011

もいわ山ロープウェイ施設Mt. Moiwa Ropeway facilities

用途|Public & Educational
完成年|2011
プロジェクト名|もいわ山ロープウェイ施設
Project name|Mt. Moiwa Ropeway facilities
所在地|北海道札幌市南区北ノ沢1956先藻岩山山頂
発注者|札幌市、札幌振興公社
述床面積|山麓施設1193.93㎡、中腹施設1208.18㎡、市民活用施設185.14㎡、山頂施設1394.76㎡
階数・構造|山麓施設/地上4階・RC造、中腹施設/地上2階・RC造、一部S造、市民活用施設/地上1階・RC造、一部木造、山頂施設/地上2階、塔屋1階・RC造/一部S造+SRC造
設計体制|光井純&アソシエーツ建築設計事務所
撮影|黒住直臣

プロジェクトについて About the Project

「藻岩山魅力アッププロジェクト」は、北海道市民の間で長く愛されてきた藻岩山地区全体の観光施設全体の再整備事業である。藻岩山山麓のロープウェイ駅舎既存改修工事、増築部新築工事、立体駐車場新築工事の整備、中腹のロープウェイ駅舎既存改修工事、森林体験型輸送施設「もーりすカー(ミニケーブルカー)駅舎・お土産コーナーの増築部新築工事、さらには隣接した形で建設される市民活用施設「フォレストギャラリー」新築工事整備、山頂展望台の建て替え工事など、藻岩山地区の観光施設全体の多岐にわたる再整備工事であった。

再整備事業における重要なポイントは、施設内にある既存の天然記念林を保護して、現在の藻岩山の生態系を守りながら、出来るだけ山の形状を変えない施設をつくることであった。機能上必要となる、2つの輸送施設「ロープウェイ」、「もーりすカー(ミニケーブルカー)」と建築施設の整備、遊歩道の新設、上下水道を同時に整備しながら、バリアフリー化に取り組み、藻岩山の自然環境の素晴らしさをあらゆる人々が実感できる地域の観光拠点とした。

山麓、中腹、山頂と3つの施設を同時に計画することによって、麓から山頂までの空間体験を連続させ、藻岩山の観光拠点としての一体感をつくりあげることができたと自負している。日常生活のある山麓から旅立ち、中腹施設の賑わいを経て、山頂からの素晴らしい眺望、季節によって色とりどりに変化する街と自然の表情をできるだけ多くの人に楽しんでほしいと思う。

Public & Educational / 2011

熊本地方合同庁舎A棟Kumamoto Government Office A

用途|Public & Educational
完成年|2010
プロジェクト名|熊本地方合同庁舎A棟
Project name|Kumamoto Government Office A
所在地|熊本県熊本市春日2-10-1 
発注者|国土交通省九州地方整備局営繕部
述床面積|26348.70㎡
階数・構造|地上12階/地下1階/塔屋1階、S造 一部SRC造
設計体制|安井・シーザーペリ設計共同体、外構設計協力:鳳コンサルタント、環境デザイン研究所
撮影|エスエス九州

プロジェクトについて About the Project

熊本地方合同庁舎は、熊本市内に分散した国の官署の老朽化と狭隘解消による行政サービスの向上を目的として、熊本駅周辺開発の拠点施設として計画されたプロジェクトである。設計当初より、新熊本合同庁舎及び周辺地区整備協議会が開催され、地元の意見を積極的に取り入れて地域に開かれた合同庁舎を目指した。我々は、人や鉄道・車からの多様な視点が存在する熊本駅周辺の特徴を活かし、見る角度や動きによって異なる表情を持つ外観デザインとした。タイル打込PCa版の縦基調・リブ状金属板の横基調という、素材もデザインも異なる外装で外壁をダイナミックに分節している。さらに、環境配慮や防汚対策の観点から庇のある開口・リブ状素材などを採用し、熊本の強い陽射しを受けて、陰影をまとう端整で品位ある外観となった。エントランスホールでは、アースカラーとホワイトをベースにして、庁舎としての品格の中に熊本らしい色彩を取り入れている。建物・広場の活用方法や棟配置・外観デザインなど地元協議会で対話を重ねながら進め、地域に開かれた新しい庁舎のあり方をデザインしている。

Public & Educational / 2010

下関市生涯学習プラザ、下関市立中央図書館Shimonoseki City Lifelong Learning Plaza, Shimonoseki City Central Library

用途|Public & Educational
完成年|2010
プロジェクト名|下関市生涯学習プラザ、下関市立中央図書館
Project name|Shimonoseki City Lifelong Learning Plaza, Shimonoseki City Central Library
所在地|山口県下関市細江町3-13-1 
建築主|下関市
延床面積|18,408.98m2
階数・構造|地上6階、地下1階・SRC造(一部RC、S造)
設計体制|大建+ペリクラークペリ+真柄+広成特別共同企業体
撮影|黒住直臣

プロジェクトについて About the Project

下関市生涯学習プラザは、関門海峡のシンボルである「海峡ゆめタワー」に近接し、中央図書館、生涯学習施設機能を有する市民の文化活動拠点である。施設内には音響性能の優れた多目的ホールや、式典等に活用できる講堂を備える。図書館・大ホール・生涯学習施設・カフェが設置された施設は「生涯学習プラザ」と名づけられた通り、下関市民全ての利用を想定している。充実した蔵書数の図書館、様々なイベントを開催する大ホールは、子供から高齢者まで様々な需要を考えた設備が配された。施設はバリアフリー構造であり、視覚障害者や車椅子利用者へ十分な配慮を行った。障害者の方々が積極的に施設を使用できるよう、建設計画時にはワークショップを開催した。
波の重なりや深海から見上げたブルーホールをイメ-ジした大ホ-ル、林道の木立や木漏れ日に包まれるような小ホ-ル、さらには外観全体が関門海峡を進む客船をモチーフするなど、臨海を望む下関の地に相応しいデザインを様々に施した。街の景観を配慮して、建物の基本高さを抑えながら、海や空の青さを軽快に滑るような水平ラインのデザイン全体にを施して、下関の自然環境と対話しながら、新しい交流拠点を作り出した。

Public & Educational / 2010

東京国際空港(羽田)国際線旅客ターミナルNew Haneda Airport International Passenger Terminal

用途|Public & Educational
完成年|2010
プロジェクト名|東京国際空港(羽田)国際線旅客ターミナル
Project name|New Haneda Airport International Passenger Terminal
所在地|東京都大田区羽田空港2-6-5 
建築主|東京国際空港ターミナル株式会社
延床面積|224,148.158m2
階数・構造|旅客ターミナルビル:S造、RC造、SRC造、旅客ターミナルビル:地上5階
設計体制|羽田空港国際線PTB設計共同企業体(梓設計+ペリクラークペリアーキテクツジャパン+安井建築設計事務所)
撮影|黒住直臣

プロジェクトについて About the Project

国際空港は、海外から来られるたくさんのお客様にとって、ある意味で日本の第一印象をつくり上げてしまう非常に重要な施設である。したがって利便性、案内性のよいことはもちろん、日本文化の顔として、建築デザインや施設中に設置されるアートなどに十二分の配慮を行うことが必要である。特にアジア方面からの訪問が多いことを考えると、中国や韓国を起源とし、その影響を色濃く残す日本文化の表現については、日本の独自性を明確に感じられるものでなくてはならないと考えた。アジアとしての近似性、あるいは漢字文化圏の中での建築デザインの近似性について了解しながらも、その中に潜む日本の独自性を明確に切り取って現代デザインとして表現してゆくことが重要なことであった。
我々は、時を経て共有している日本人の感性に響く形を、自然景観の中から抽象化して引用することによって、国際空港のデザインを生み出すことができるのではないかと考え、日本の風土、そして自然環境、すなわち豊かな水や四季の変化で生活してきた日本人の中に、長い時間を経て育まれてきた“感性の遺伝子”に響くデザインを様々に表現した。 海に囲まれながらも、季節の変化にも恵まれていて豊かな水の国、日本。秋になると、空気は乾き、高い空に架かる筋雲を見ることができる。3階出発ロビーの大屋根の形は、この筋雲の空のイメージを形にしたものである。構造的には懸垂曲線になっていて、富士の裾野の輪郭線を暗示するデザインとなっている。また、雲の間から光が落ちると、光柱と呼ばれる気象現象が発生するが、今回の大屋根には、光の切れ目を作り出して、コバルト色の床に落ちる光柱のような印象的な演出としている。
施設内の各所に配置された千住博氏のアートでは様々な「水」の姿が表現されていて、3階出発ロビーの大屋根から施設全体にかけて、一環して日本の豊かな水の循環を、全体のテーマとして建築とアートのコラボレーションに展開することが出来た。
長い飛行機の旅から開放された人々が、最初に目にする日本の自然の風景を目の当たりにして、日本の感性をほのかにしかし着実に感じてくだされば、この上ない喜びである。

Public & Educational / 2006

高松サンポート合同庁舎Takamatsu Sunport Government Building

用途|Public & Educational
完成年|2006
プロジェクト名|高松サンポート合同庁舎
Project name|Takamatsu Sunport Government Building
所在地|香川県高松市サンポート3-33 
建築主|国土交通省四国地方整備局
延床面積|29,847.57m2
階数・構造|高層棟/地下2階 地上14階、塔屋1階、低層棟/地下1階 地上2階、地上:S造 地下:SRC造 RC造
設計体制|国土交通省四国地方整備局営繕部+日建設計・シーザーペリ設計共同企業体
撮影|ZOOM 淺川敏、東出清彦写真事務所

プロジェクトについて About the Project

四国の玄関口であるJR高松駅前のサンポート高松地区に位置するこのプロジェクトは近接して高松城址があり、地域特性や環境への配慮した施設作りを行っています。
地域一体の調和のとれた外装とするため、いぶし調タイルによる城の持つ伝統的なイメージとホワイトカラーのタイルによるサンポート地区の爽快なイメージを表現しています。又、庇や水平・垂直ルーバーを方位に適して設け、環境への配慮も行っています。
エントランスホールなどには、地場産材の石や杉間伐材や特産品を利用し四国にふさわしい庁舎つくりに取り組みました。
低層部には市民が気軽に利用できるパブリックスペースを設置し市民に親しまれる庁舎になっています。

Public & Educational / 2004

東京国際空港(羽田)第二旅客ターミナルビルPassenger Terminal 2, Tokyo International Airport (Haneda)

用途|Public & Educational
完成年|2004
プロジェクト名|東京国際空港(羽田)第二旅客ターミナルビル
Project name|Passenger Terminal 2, Tokyo International Airport (Haneda)
所在地|東京都大田区羽田空港3-4-2 
建築主|日本空港ビルデング
延床面積|182,273m2
階数・構造|地下1階 地上5階 (ホテル7階)、S造 一部SRC造
設計体制|MHS・NTTファシリティーズ・シーザーペリ共同企業体
受賞|グッドデザイン賞
撮影|黒住直臣、SS東京

プロジェクトについて About the Project

既存の東京国際空港(羽田)第一ターミナルビルの東京湾側に建設される。整然としたたたずまいによるアーバン性を感じる第一ターミナルに対して、「明るさ」「透明性」「動き」を持った第二ターミナルはリゾート的な要素を加味して人々を迎え入れる。高度な先端技術に自然の要素が織り込まれており、連続曲面を描く鋼板屋根に刻まれた光のスリット、明るく軽快なライトコーンに落ちる光と影、また、外壁に採用される色彩計画は、砂、波、海のイメージを想起させる。

Public & Educational / 2004

国立国際美術館The National Museum of Art, Osaka

用途|Public & Educational
完成年|2004
プロジェクト名|国立国際美術館
Project name|The National Museum of Art, Osaka
所在地|大阪府大阪市北区中之島4-2-55 
建築主|国土交通省近畿地方整備局
延床面積|13,487.0m2
階数・構造|地下3階 地上1階、RC造 一部SRC造
設計体制|設計/シーザー・ペリ&アソシエーツジャパン、Cesar Pelli & Associates, Inc.、設計監修/国土交通省近畿地方整備局営繕部、構造・設備・積算/三菱地所設計、外構/バルモリアソシエーツ+相馬ランドスケープ計画事務所
受賞|ステンレス協会賞、AIAコネチカットデザイン賞
撮影|黒住直臣

プロジェクトについて About the Project

大阪市立科学館(既存)の敷地の地下を利用することが条件となった完全地下型美術館である。エントランスゲートは地区全体のゲートウェイとして視認性の高いデザインが目指された。この自由にカーブした三次元曲線で描かれたフォルムは緻密な条件分析やクライアントのもつビジョンをいくつもの模型で検討するプロセスによって生まれてきた。即ち、美術館としてのアイデンティティの表現や隣接する科学館の形状、地区のマスタープラン、人の流れなど様々な周辺環境がもつ、地下のせめぎあいが凝縮した姿でもある。

Public & Educational / 2004

九州大学新キャンパス(マスタープラン・工学部棟)Kyushu University New Campus / Master Planning, the department of technology area

用途|Public & Educational
完成年|2004
プロジェクト名|九州大学新キャンパス(マスタープラン・工学部棟)
Project name|Kyushu University New Campus / Master Planning, the department of technology area
所在地|福岡県福岡市西区元岡744 
建築主|九州大学
敷地面積|約275ha
設計体制|九州大学新キャンパス計画専門委員会マスタープラン策定プロジェクトチーム、三菱地所設計・シーザーペリ・三島設計共同体
撮影|エスエス九州

プロジェクトについて About the Project

九州大学の新キャンパスの骨格を形づくるマスタープランは、新キャンパスの将来像を大学全体で共有するための空間イメージの提示であると同時に、長期にわたる段階的な整備を首尾一貫した考えで行うためのテキストでもある、知の集積である大学では、思索の場、ディスカッションの場、リフレッシュの場として建築の内部空間と同様に、オープンスペースが重要な役割を果たす。東西2kmにわたる施設群にはキャンパスモールを並置して歩行者主体の快適な空間を創出し、建物の吹き抜けやピロティ空間と一体となった融合空間としている。工学系研究教育棟では、別棟実験棟が配置される。南側はキャンパスコモンと呼ばれる広大なスペースと一体的に整備された低層の共用施設が配置される。この特長を高層棟の平面計画に組み込み、北側にラボ・ゾーンと呼ばれる実験室群を配置し、南側にはオフィスゾーンと呼ばれる研究室群を配置する。つまり、工学系地区では、「用途・間仕切りの変更に対応できるフレキシブルな空間(実験室)」と「用途が固定された単位空間(研究室)」が並行してリニアにつながることで、専門領域をオーバーラップさせ、学際的研究の発生を促し、専門領域間の競争を誘発する。

Public & Educational / 2001

倉吉パークスクエアKurayoshi Park Square

用途|Public & Educational
完成年|2001
プロジェクト名|倉吉パークスクエア
Project name|Kurayoshi Park Square
所在地|鳥取県倉吉市駄経寺町212 
建築主|鳥取県倉吉市
延床面積|(鳥取県立倉吉未来中心・鳥取二十世紀梨記念館・男女共同参画センター)21,073.13m2、(倉吉交流プラザ)4,372.6m2、(修景施設敷地面積)36,392.4m2
階数・構造|(鳥取県立倉吉未来中心・鳥取二十世紀梨記念館・男女共同参画センター)地下1階 地上4階、(倉吉交流プラザ)地上3階、(鳥取県立倉吉未来中心・鳥取二十世紀梨記念館・男女共同参画センター)SRC造 RC造 一部S造 一部木造、(倉吉交流プラザ)RC造、(修景施設)RC造 S造
設計体制|シーザーペリ・大建設計共同企業体、音響/永田音響設計、外構/バルモリアソシエーツ、外構コンサルタント/相馬ランドスケープ計画事務所
受賞|照明普及賞優秀施設賞
撮影|黒住直臣、倉吉市

プロジェクトについて About the Project

旧市街地と新市街地の交差が生む45度の軸線を内包する丹下健三氏のマスタープランから40年を経て、公開プロポーザルによって実現したプロジェクト。鳥取県と倉吉市が行政の枠組みを超えて取り組んだ再開発プロジェクトであり、紡績工場跡地を公益的に活用する目的から構想されたものである。地域の賑わいを取り戻し、人々や情報が交流し、産業や観光の振興につながる「場」の形成を試みたものである。晴天が少なく冬は雪の多いこの地方で人々が集う場を創出する上で、アトリウムの存在意義は大きく、この施設を中心として多種多様な施設を配置している。アトリウムは鉄骨と松の集成材によって形成され、木漏れ日のような柔らかな光を創出し、賑わいの演出に貢献している。

Public & Educational / 1996

生産性国際交流センターInternational Productivity Center

用途|Public
完成年|1996
プロジェクト名|生産性国際交流センター
Project name|International Productivity Center
所在地|神奈川県三浦郡葉山町上山口1560-38 
建築主|総合企画/三井不動産
延床面積|(管理宿泊棟)6,713.38m2、(研修棟)3,221.96m2
階数・構造|(管理宿泊棟)地下1階 地上4階 (研修棟)地上2階、(管理宿泊棟)6,713.38m2、(研修棟)3,221.96m2
設計体制|デザインコンセプト・意匠監修/シーザー・ペリ&アソシエーツ、基本コンセプト・設計監理/山下設計
受賞|神奈川建築コンクール奨励賞
撮影|黒住直臣

プロジェクトについて About the Project

山岳に息づく「ビレッジ」のように、施設群を分節して斜面に沿って集合させる。初めて訪れる人が多い研修所において、建物を分節することは施設を把握しやすくするという配慮も兼ねている。それぞれの施設の色を山の色や樹木の色に呼応させていくことにより、葉山のイメージを建築のイメージへと重ね、もうひとつの風景をつくりだしていく。自然の輪郭を崩さないデザインが目指された。また、利用者は1日のプログラム工程の中で建物内を行き来する中で、目に飛び込む風景は、その都度変化し、休息の場を与えてくれる。

(c) Jun Mitsui & Associates Inc. Architects|Pelli Clarke Pelli Architects Japan, Inc.