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ブランズシティあざみ野

BRANZ CITY AZAMINO

Residential / 2021

用途 Residential
業務内容 Architecture / Landscape / Interior
クライアント 東急不動産株式会社、東急株式会社
設計体制 デザイン監修(外装・共用部インテリア・ランドスケープ):光井純&アソシエーツ建築設計事務所、
設計・監理:株式会社東急設計コンサルタント
施工 大豊建設株式会社
延床面積 25,842.87㎡
階数・構造 5F/B1F、RC造一部S造
所在地 神奈川県横浜市青葉区あざみ野2-29-1
撮影 黒住直臣

歴史ある地に記憶を継承するデザイン

本計画地は、最も田園都市らしい街とも言われている横浜市青葉区あざみ野にある。
敷地は半世紀の歴史を刻んできた「カリタス女子短期大学(以下カリタス大学)」の跡地でもある。
我々はこの歴史ある地に記憶を残す田園都市邸宅を創造するよう、クライアントから依頼を受けた。大学の記憶を継承し、この地ならではの住宅を作ることが重要と考え、「アカデミックレジデンス」「植物園」というコンセプトを定めた。これは、常に変化があり、知的好奇心を刺激する環境を提供し続け、ここで新しいライフスタイルを生み出して欲しいという願いを込めている。
大学跡地の広大な敷地を贅沢に使い、その中心部には多彩な中庭を設置し、その緑を囲むように住棟を配置した。住棟は個性を与えるため雁行形状となっており、そこに緑と親和し、カリタス大学の面影を感じられるようレンガ基調の色彩を施している。一方で、中庭では「植物園」というコンセプトから、植物による知的好奇心の刺激の仕掛けを施している。
インテリアでは“緑の中の邸宅”をテーマに、自然を感じる高級邸宅の風格を持つデザインを施した。風除室のドアが開けば目の前には中庭が広がり、ラウンジはガーデンまで空間がつながるよう設えた。具体的には、ラウンジからそのままガーデンまで出ることができたり、床の仕上げが外部までそのまま続くようにしたり、そして家具のレイアウトも外部までラウンジ空間となるよう配置するなどして、ガーデンとのつながりを実現している。このようにして内外がつながりのある特徴的な空間構成とすることで、住戸までのシークエンスを楽しむことができる。また、ラウンジにはこの地に植えられていた樹木を再利用したアートを複数展開し、スタディールームの書籍には、カリタス大学の図書館に所蔵されていた書籍も配置している。建築・インテリア・ランドスケープ、それぞれがこの地の記憶の継承に寄与したデザインとなっている。

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