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ロワジールホテル & スパタワー 那覇 本館島人の湯改修計画

LOISIR HOTEL NAHA Main building Shimanchu's spa renovation

Hotel, Spa / 2021

用途 Hotel, Spa
業務内容 Architecture / Interior / MONO-KOTO Design
クライアント -
設計体制 デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所
設計:株式会社J.フロント建装
CM:株式会社山下PMC
施工 株式会社J.フロント建装
延床面積 約500㎡(改修範囲)
階数・構造 12F/B1F, SRC造
所在地 沖縄県那覇市西三丁目2番1号
撮影 黒住直臣

モダンな沖縄の海を感じる癒しのスパ

本計画は那覇空港から程近い場所に位置するロワジールホテル 那覇のスパ改修プロジェクトである。太古の海を思わせる、落ち着いた雰囲気の新館既存の「海人の湯」との差別化を図るため、今回の改修範囲である本館「島人の湯」はモダンな沖縄の海を思わせる開放的でリラックスできる空間を目指した。周辺には葛飾北斎の「琉球八景」にも描かれた史跡「三重城(ミーグスク)」がある。その「琉球八景」をコンセプトに掲げ、三重城へと続く長く幾重にも曲がりくねった桟橋をモチーフにし、受付からスパまでの細長いアプローチを曲線の壁でデザインした。床や壁は明るい木調、壁はライトグレーとし、サインなどで用いた北斎ブルーを際立たせる設えとした。また、脱衣所前の廊下を浜辺に見立て、織物調塩ビタイルを床に用いて砂のきらめきを表現した他、男湯・女湯脱衣所では波の曲線をモチーフとした異なる色調の特注織物調塩ビタイルを使用した。
温泉は男女ともに内湯と露天風呂を有し、内湯には砂浜を思わせるウォームグレーの磁器質タイルを壁や床に用い、露天風呂の壁面はモザイクタイルアートで沖縄伝統工芸の紅型を表現している。紅型の中でも特に筒抜きという白い線を残し染色する技法に着想を得てデザインを行い、紅型らしい華やかな色彩で蝶や沖縄の自然を描いている。
本プロジェクトによって、沖縄の天然温泉に浸かりリラックスできるだけでなく、紅型アートなどを通して視覚的にも沖縄の海や自然を感じられる空間となることを願っている。

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