Maya City COMFORT, Maya City DELIGHT
用途 | Residential |
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業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | 三井不動産レジデンシャル株式会社、JR西日本不動産開発株式会社 |
設計体制 | デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 |
施工 | 大鉄工業株式会社 |
延床面積 | COMFORT : 9,324.72㎡, DELIGHT : 2,891.0㎡ |
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階数・構造 | COMFORT : 8F, RC造, DELIGHT : 5F/B1F, RC造 |
所在地 | 兵庫県神戸市灘区灘北通6-5-1, 7-5-1 |
撮影 | 黒住直臣 |
摩耶シティ CONFORTは、同時進行で開発した近隣敷地の摩耶シティDELIGHTとともに細長い敷地に位置する街区である。各建物が東西に長く連なり、JR西日本/東海道本線線路の北側に並ぶ。近隣の六甲山の尾根がつくるなだらかな稜線や肌合いのように、摩耶シティCONFORTと摩耶シティDELIGHTの建物群によって、この六甲尾根の稜線に馴染んだ風景をつくり出す建物のデザインを心掛けた。建物群の高さの変化に合わせ、外観デザインに施した白いフレームが、山々の稜線にかかる筋雲や霧のように緩やかな高低の変化を表現している。さらに白いフレームの幅を大小に変化させることにより、街のスケールに合った外観の構成としている。
摩耶シティCONFORTの共用部のデザインは、入居者を迎え入れるように目線横に並木と庭を目にしながら進む、洗練されたアプローチ空間としている。高低差のある敷地の特性を活かし、床レベルと天井の高さに凹凸の変化を加え、目を引く照明計画でそれぞれの空間を特徴づけ、緩やかな領域をつくる仕掛けをつくっている。内と外がさり気なく繋がる空間演出を行い、緑や床の高低差などから、動きを感じられる室内空間とし、外部の自然へ広がりを持たせている。
摩耶シティDELIGHTの共用部は通りから奥まった場所の二層吹抜け空間のため、静けさや落ち着きを感じられる空間としている。水の煌めきを 感じる素材感を用いて、西郷川への記憶を留める空間演出を行い、さらにラウンジ外には水源を表現した石積みにより借景のつくる奥行きを表現している。
このように、近隣敷地であるが街区の異なる2つの計画において共用部インテリアでは異なった空間演出をしながら、外観においては六甲山や周辺の環境に溶け込む風景を同時につくりあげている。緩やかに表情を変化させていく外観のデザイン連係を、新たに建設された摩耶駅を取り囲む他の街区にも展開してゆき、今後は統一されたデザインでつながった街を目指している。
摩耶シティ NADA FRONT
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-nada-front/
摩耶シティ NADA EXCEED
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-nada-exceed/
摩耶シティ STATION GATE
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-station-gate/
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