Maya City STATION GATE
用途 | Residential |
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業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | JR西日本不動産開発株式会社、 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
設計体制 | デザイン監修(外観、インテリア共用部): 光井純&アソシエーツ建築設計事務所、 設計施工:大鉄工業株式会社 |
施工 | 大鉄工業株式会社 |
延床面積 | 9,974.04㎡ |
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階数・構造 | 10F/B1F, RC造 |
所在地 | 兵庫県神戸市灘区灘南通5-8、6-8 |
撮影 | 黒住直臣 |
本プロジェクトの敷地はJR神戸線摩耶駅南口の駅前に位置し、2013年の摩耶シティNADA FRONTから始動した集合住宅摩耶シティシリーズの5番目のプロジェクトとなる。敷地の南側には神戸港から大阪湾を望み、北側には六甲山が広がる。まさに神戸らしい豊かな自然に囲まれた立地である。周辺の地形は六甲山から神戸港へと緩やかに下る斜面地で、ほぼ斜面に対して碁盤の目状に街並みが連続し、その間を鉄道が連なり街を繋いでいる。
もともとこの街区は、JR新駅周辺開発地であることから鉄道との関係性をまちづくりの基本軸としており、先行して開発されたC~F街区では駅や通過する電車に対しての街づくりデザインが進められてきた。これまでの街区では六甲山の山並みに協調したデザインがメインに展開され、本計画では先行街区とどう関係させるかが重要な課題であった。その答えとして今回のプロジェクトのG街区のデザインコンセプトを「波と光のデザイン」として、外観デザインからインテリアデザインまでを一貫したコンセプトで、駅のホームからのシークエンスを構築した。それは線路を挟んだ先行街区の山側のデザインに対して、神戸港側に敷地が位置していることから海を連想させるデザインにすることによって鉄道を軸とした街づくりデザインとした。神戸ならではの自然の風景が展開するなかで、本プロジェクトをその風景の中の一部とすることが目的であった。
外観デザインでは、波打ち際の色彩と煌めきをイメージしたタイルパターンと真白なマリオン、波の動きのようにランダムな配置で角度が変化するバルコニーとガラス手すりによって全体のデザインを構成した。またエントランスを含めた基壇部は、ダークグリーンの花こう岩によって上層部の軽やかさを表現し、様々な種類の高木の緑と一体化するランドスケープの一部として構成した。
そして、エントランスホールのインテリアデザインにも同様に、波打ち際をイメージした曲線と曲面を床壁天井に展開したデザインとし、入り口からエレベータホールまでのシークエンスを構成した。さらに吹き抜け空間の大開口部から外部空間向けて、段状の高天井を構成し開放的な内部空間となっている。
摩耶シティ NADA FRONT
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-nada-front/
摩耶シティ NADA EXCEED
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-nada-exceed/
摩耶シティ COMFORT・摩耶シティ DELIGHT
https://www.jma.co.jp/works/maya-city-comfort-maya-city-delight/
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