パークタワー晴海

Park Tower Harumi

Residential / 2019

用途 Residential
業務内容 Architecture / Interior
クライアント 三井不動産レジデンシャル株式会社、近鉄不動産株式会社、JX不動産株式会社、新日鉄興和不動産株式会社、住友商事株式会社
設計体制 デザイン監修(外観、インテリア共用部、照明計画):光井純&アソシエーツ建築設計事務所、設計・監理:株式会社大林組
施工 株式会社大林組
延床面積 120,665.38㎡
階数・構造 48F/B1F, RC造/S造
所在地 東京都中央区晴海2-104、105
撮影 黒住直臣

プロジェクトについて

パークタワー晴海は、都心でありながらアイランド性を持つ晴海の立地条件を考察し、都心のベイエリアを代表する新しいランドマークを目指したプロジェクトである。私たちは、機動力を持って出航する大きな帆船(はんせん)をイメージしてデザインした。

まず外観において、頂部は上昇気流を受けて空に舞い上がるようなデザインとしており、新しい地に向かって出航する大きな帆船のような位置としている。その頂部には、海や風を感じさせる印象的なライティングを計画し、周囲との調和を計りながらも他とは一線を画す光の仕掛けを施し、これからの臨海地域の夜景を牽引する新たなランドマークを目指している。異なる形状でカスケード状に配置したR形状の白いバルコニー群は、海風を受けて様々に変化するセイル(帆)をイメージしており、柔らかい自由な形を表現している。低層部は船の甲板やラウンジをイメージし、潮風を感じながら開放的な庭を見下ろす“イマジネーションテラス”と呼ばれるテラスをつくっている。このテラスは、臨海の明るい太陽光を浴びながら、敷地内の鮮やかな緑や運河への眺望を十分に取り込む構成となっている。そして豊かなウォーターフロントの風景と、オリエンタルランドが手掛けている“イマジネーションランド”と名付けた広大な庭園は、新たなライフスタイルを生み出し、好奇心、冒険心、豊かな感性を生む環境をつくり出している。

インテリアデザインに関しては、入口 から風除室を通り、ギャラリーエントランス、その奥に光のゲート、さらに先には屋外の “イマジネーションテラス”を望めるグランデッキへと空間がシームレスに続いていく。屋内からも屋外の風景を楽しめるよう開放的なデザインとし、外部空間との柔軟な連続性を備えている。シームレスにデザインしたイマジネーションテラスは、老若男女や世代を超えた自然なコミュニケーションを生む空間になると考えている。

数多く建設されたベイエリア地区の高層マンションの中でも、敷地特性を深く考察してデザインコンセプトを導き出し、建築・ランドスケープ・インテリアの各所で魅力的なデザインを実現することができたと自負している。さらに、豊かなウォータフロントエリアにくつろぎの場、好奇心、豊かな感性を育む環境として新しいライフスタイルが生み出される場となることを望んでいる。

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