DoubleTree by Hilton Okinawa Chatan Resort
用途 | Hotel |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior |
クライアント | オリックス不動産株式会社 |
設計体制 | デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所、設計・施工:株式会社大林組 |
施工 | 株式会社大林組 |
延床面積 | 11,153.64㎡ |
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階数・構造 | 5F, RC造 |
所在地 | 沖縄県中頭郡北谷町字美浜43番 |
撮影 | 株式会社ナカサアンドパートナーズ、株式会社川澄・小林研二写真事務所 |
このプロジェクトのコンセプトは“海の特等席”である。そして、そこは沖縄北谷の海を五感で感じるための空間である。既存のヒルトン沖縄北谷リゾートでは「アイランド」という特別な空間を作りあげ、今回のダブルツリーではさらにそのアイランドを拡張して海にまで繋いでいる。
リゾートホテルの設計では自然環境の特徴を最大限に活用すること、そして滞在客に、記憶に残る素晴らしい体験をしてもらうことの2点を核に据えながら、その場所から立ち上がってくる形を捉えてデザインする姿勢が不可欠である。
私たちは、客室棟のオーシャンビュー側のファサードは下階に向けて徐々にバルコニーが海側に張り出す“海の特等席”を持つ客室となっており、凹凸のある陰影が特徴の外観デザインを行った。ヒルトン北谷に面するシティビュー側のファサードは、多様性の表現として海側の立地であることから翡翠色の海をイメージした施釉タイルをアクセントカラーとして用いた。
今回のダブルツリーのポイントとなる場所のルーフトップバーのデザインにおいて、私たちは、周辺を見渡せる場所とするため海やガーデン側にスラブを張り出させ、夕方からのゆったりとした時間を過ごせる空間を目指した。
インテリアデザインについては、エントランスロビーを“海の奥”のイメージとし、その先のエントランスラウンジは海に向けて光と空の抜ける場所で、大開口から光を取り込み、柔らかい素材感の家具で、リゾートホテルらしさを演出している。レストランは、自然を借景とするインナーテラスをイメージし、明るい木調と、陰影を生むタイルで空間を構成した。プールガーデンについては、翡翠色の海がガーデン内に入り込んでいることをイメージし、ガーデン内の2つのプールの仕上げには青系のモザイクタイルをメインで用いている。
今回のプロジェクトにおいて、ランドスケープ、建築、内部空間、アートが切れ目なく協奏するデザインを実現できたと自負している。
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