Furumachi Rufuru
用途 | Office, Commercial, Educational, Retail, Public |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior / MONO-KOTO Design |
クライアント | 古町通7番町地区市街地再開発組合 |
設計体制 | デザイン監修:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 設計・監理:株式会社アール・アイ・エー |
施工 | 本間組・国際総合計画 共同企業体 |
延床面積 | 18,333.57㎡ |
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階数・構造 | 12F, S造/ RC造 |
所在地 | 新潟県新潟市中央区古町通7番町1010 |
撮影 | 株式会社エスエス, トランスペアレンシー株式会社 |
Award | 市街地再開発等功労者表彰 |
敷地である古町一帯には今なお伝統の祭りが多く残り、また近年ではアートや食のイベント等が年間を通して開催され賑わいを生み出している。外観や広場のデザインにあたっては、街の躍動感を建築全体で表現し、古町の活気を立体的に組み上げ、賑わいのシンボルをつくることが課題であった。
低層部にはガラスの大屋根に覆われた立体広場をつくり上げ、地下商店街へと直接つながる工夫を行い、地上部の賑わいを立体的に連続させて、地上と地下の商業の回遊性を生み出している。曇天の多い新潟の冬でも、ガラスの大屋根によって広場に陽光の恵みを最大限に採り入れ、天候に関わらず年間を通して様々なイベントが快適に行われることを目指した。
高層棟の中の各施設が階ごとに積み重なるように構成されていることを利用し、広場を覆うガラスのボリュームを基壇にして、機能を持った箱をかみ合わせながら立体的に積み上げるデザインとした。我々が古町の「祭りやぐら」と呼ぶ、 賑わいを立体的に組み上げた躍動感に満ちた意匠になったと考えている。プロジェクト全体を通して「組み上げる」意匠は、デザインの様々なインスピレーションとなっている。エントランスロビーでは地場産材の越後杉の木組みを採用し、ガラス屋根広場ではエレベーターシャフトに新潟特有の「変わり塗リ」をベースにして、パネルを交互に組み合わせながらガラス天井まで立ち上げ、広場空間の中心を創出した。また外装の石張りも、ここにかつてあった堀の石組の意匠を継承しながら、目地の表現を工夫し、石がずれながら組み上がっていく動きのある外観をつくり上げた。こうした「組み上げるデザイン」はサイン計画や家具デザインにも踏襲し、空間全体の一体感と躍動感を生み出している。
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