用途 | Commercial |
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業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | 合同会社ジーケージョン |
設計体制 | デザインアーキテクト/光井純&アソシエーツ建築設計事務所 |
施工 | 鹿島建設株式会社 |
延床面積 | 16,581.94㎡ |
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階数・構造 | 12F/B3F/PH2F, S造/RC造 |
所在地 | 東京都中央区銀座1-8-19 |
撮影 | 黒住直臣 |
Award | JDCデザインアワード2015 BEST100 |
KIRARITO GINZAのデザインに際し、我々は敷地の特性を読み解きながら、銀座に足りないものを考察し、それを補うことでさらに洗練されたにぎわいを生み出すことができると考え、以下の点をデザインの基本骨格として取り組んだ。
-都市軸の交差点-
中央通りと銀座通りは、敷地の近傍で、約13度の角度で折れ、中央通りと繋がっている。建物はこの交点のほぼ真上にあって両方の雄大な都市軸を享受する位置にある。基準階の外観は、ガラスカーテンウォールを屏風状に分節させて、それぞれの都市軸を意識した角度によって構成し、内部から両方の都市軸の景観を一挙に楽しむことができるように配慮した。
-緑のアドレスと、街に呼応するにぎわい-
銀座通りの地下には、比較的浅い位置に東京メトロ銀座線が走行しており、十分な土厚を確保することができず、高木の街路樹が存在しない。また、通り沿いの店舗が敷地境界ぎりぎりまで張り出しているため、銀座の街歩きをした後に気楽に休める場所が比較的少ない。このことから、我々は4階部分に緑化したオープンテラスをつくり、銀座の街を歩く人びとに使って頂けないかと考えた。このテラスは6階にも連続させ、さらに8階、11階のアトリウム、そして屋上テラスまで開放感と眺望を連続させることによって、縦につながる銀座の街のにぎわいを実現したいと考えた。
こうした仕掛けにより、通りから匿名的に埋没しがちな中層階に空のアドレスを与えて、銀座通りのにぎわいを立体的に展開することができた。
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