Mt. Moiwa Ropeway Facilities
用途 | Public, Restaurant, Commercial, Hall |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior |
クライアント | 札幌市、札幌振興公社 |
設計体制 | 設計・監理:光井純&アソシエーツ建築設計事務所 |
施工 | 第一工区(山頂・中腹エリア 建築/土木):岩田地崎・新太平洋・岩倉・中山 特定共同企業体 第二工区(山麓エリア 建築/土木):鈴木東建・東洋建設 特定共同企業体 |
延床面積 | 山麓施設 : 1,193.93㎡、中腹施設 : 1,208.18㎡、市民活用施設 : 185.14㎡、山頂施設 : 1,394.76㎡ |
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階数・構造 | 山麓施設 : 4F, RC造、中腹施設 : 2F, RC造/一部S造、市民活用施設 : 1F, RC造/一部木造、山頂施設 : 2F/PH1F, RC造/一部S造/SRC造 |
所在地 | 北海道札幌市南区北ノ沢1956先藻岩山山頂 |
撮影 | 黒住直臣 |
「藻岩山魅力アッププロジェクト」は、北海道市民の間で長く愛されてきた藻岩山地区全体の観光施設全体の再整備事業である。藻岩山山麓のロープウェイ駅舎既存改修工事、増築部新築工事、立体駐車場新築工事の整備、中腹のロープウェイ駅舎既存改修工事、森林体験型輸送施設「もーりすカー(ミニケーブルカー)駅舎・お土産コーナーの増築部新築工事、さらには隣接した形で建設される市民活用施設「フォレストギャラリー」新築工事整備、山頂展望台の建て替え工事など、藻岩山地区の観光施設全体の多岐にわたる再整備工事であった。
再整備事業における重要なポイントは、施設内にある既存の天然記念林を保護して、現在の藻岩山の生態系を守りながら、出来るだけ山の形状を変えない施設をつくることであった。機能上必要となる、2つの輸送施設「ロープウェイ」、「もーりすカー(ミニケーブルカー)」と建築施設の整備、遊歩道の新設、上下水道を同時に整備しながら、バリアフリー化に取り組み、藻岩山の自然環境の素晴らしさをあらゆる人々が実感できる地域の観光拠点とした。
山麓、中腹、山頂と3つの施設を同時に計画することによって、麓から山頂までの空間体験を連続させ、藻岩山の観光拠点としての一体感をつくりあげることができたと自負している。日常生活のある山麓から旅立ち、中腹施設の賑わいを経て、山頂からの素晴らしい眺望、季節によって色とりどりに変化する街と自然の表情をできるだけ多くの人に楽しんでほしいと思う。
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