Tokyo International Airport International Passenger Terminal 2
用途 | Airport, Public, Commercial |
---|---|
業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | 日本空港ビルデング株式会社 |
設計体制 | 梓・安井・PCPJ・東京国際空港第2ターミナル国際線施設建設工事設計監理共同企業体 |
施工 | 大成建設株式会社 |
延床面積 | 66,154.08㎡ |
---|---|
階数・構造 | B1F/5F, S造/SRC造 |
所在地 | 東京都大田区羽田空港3-4-2 |
撮影 | 株式会社エスエス |
Award | 日本ディスプレイ産業賞(2020) |
本計画は2020年3月末からの首都圏空港機能強化により、今までの1.7倍となる年間最大9.9万回の航空機発着が可能となる羽田空港に、新たな日本の空の玄関口となる第2ターミナル国際線施設を増改築するプロジェクトである。また、国内線ターミナルと国際線ターミナルが一つの建物として共存し、お互いの利便性を高める計画でもある。我々は、設計JVの一員として、本計画の商業施設計画、そしてターミナルの環境演出を行った。事業者からは、日本の空の玄関口として、かつ今の東京の持つ魅力的な店舗や、これからの日本を発信する場としての空港商業施設を作ること、さらには日本の感性・東京の感性を表現した新しい空気感を感じる象徴的な場所にして欲しいとの要望があった。
我々は国際線施設デザインコンセプトである「空」、そして商業施設のMD(マーチャンダイジング)コンセプトである「東京」を掛け合わせ、新しい景観を創造することを模索した。空港ターミナルは出発ロビー、コンコース、搭乗ゲートと様々な場所に商業店舗が紐づいている。この一連の動線の中で、コンセプトに基づいた様々な体験が出来ること、それこそが「東京」ではと考え、ゾーンごとに専門デザイナーと協働しコンセプトを継承していくリレーデザインを行った。施設デザインとMDコンセプトを掛け合わせた環境演出コンセプトを「TOKYO AIR」とし、新しい空気感をデザインで表現していくことにチャレンジをした。出発ロビーでは東京の雲をイメージしたフラッグモニュメントデザインを、免税モールではアール(曲線)により構成した雲の中の浮遊空間を、ゲートラウンジでは空と海の間の空間をデザインした。この空港を利用する方々にはこの空気感を感じてもらい、そして旅への高揚感を抱いて頂けることを期待したい。
弊社サービス、設計業務のご相談、
プロジェクトに関する事や採用情報など、
お気軽にお問い合わせ下さい。