Nihonbashi Muromachi Mitsui Tower
用途 | Office, Commercial |
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業務内容 | Architecture / Interior |
クライアント | 三井不動産株式会社 |
設計体制 | デザインアーキテクト:ペリ クラーク ペリ アーキテクツ + ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン、基本設計:株式会社日本設計、実施設計:KAJIMA DESIGN |
施工 | 鹿島・清水・佐藤工業 特定業務代行共同企業体 |
延床面積 | 166,727.99㎡ |
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階数・構造 | 26F/B3F/PH1F, S造/SRC造/RC造 |
所在地 | 東京都中央区日本橋室町3-2-1 |
撮影 | 黒住直臣 |
Award | 第62回BCS賞, グッドデザイン賞(2021), CASBEE-WO S |
このプロジェクトは「日本橋再生計画」の一つである日本橋三井タワーに隣接する大規模複合ビルである。街区を丸ごと再開発し一つの敷地にまとめられた約1.1haの敷地に建てられた。クライアントとの協議により、日本橋三井タワーを普遍的な“キング”ととらえ、それに寄り添う“クイーン”としてこのタワーを位置づける方針のもと、つくられた。
また日本橋三井タワーに入っているホテル、マンダリンオリエンタル東京からの眺望を阻害しないよう、建物の高さは142mと日本橋三井タワーのオフィス部の高さにあわせて計画された。日本橋三井タワーは当時ヘッドクォータービルとしての風格を意識してデザインされたため重厚感のあるデザインとなっていることに対し、日本橋室町三井タワーは低層部には通りに賑わいを与える商業施設が配置されている。三井本館、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーと歴史の時間軸をつむぎ、より軽やかで未来へ羽ばたく先端性のあるデザインとした。同時に日本橋三井タワーと一体感も生み出すために、モジュールや、100尺などの高さの踏襲、石材の調和から街並みに統一感を形成している。
日本橋室町三井タワーは日本橋の北詰でもある。北側から日本橋の景観を重視し、照明計画として、日本橋三井タワーとの連携を図り、低層部に様々な色に光る行燈をフレームに組み込むことで、街並みの統一感と力強さ、華やかさをつくりだした。低層部四つ角には行燈あるいはガラスボックスを設け外観と建物の入り口が一体となって人々を導いている。
中央通りに唯一面する約1,500㎡の広場は様々な人々を集め新たな日本橋の賑わいが始まる。
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