NTT Shinjuku Headquarters
用途 | Office |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior |
クライアント | 日本電信電話株式会社 |
設計体制 | シーザー・ペリアンド山下アソシエイテッドアーキテクツ、監修:株式会社NTTファシリティーズ |
施工 | 大成・鹿島・ベクテル・竹中・フジタ・間 建築工事共同企業体 |
延床面積 | 84,781.27㎡ |
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階数・構造 | 30F/B5F, S造/SRC造/RC造 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿3-19-2 |
撮影 | 門馬金昭 |
Award | AIAコネチカットデザイン賞、グッドデザイン賞(1998) |
建築は、内部からの機能的要求、そして都市の一部としての役割を担う為の外部からの要求、この2つのバランスされた緊張関係がぎりぎりの地点で均衡を保つこととなる。
都市における様々な必然的制約、電波、ビル風対策、将来の高速道路計画がこの建物の配置・形態に影響を与えている。扇形の平面形状の高層棟や、弧を描く低層部の形状が生まれたのはその結果である。執務空間の背後にコア機能を配し、オフィス内部からは新宿中心部、皇居方面に向けて眺望が開けるように計画している。
新宿の街は林立する超高層ビルによって縦の分節された独特のイメージやスケール感を持っている。山手通りに面する南西側外観の階段室、EVなどの縦シャフトによってボリュームを分節した表現はこうした都市のイメージを継承する。シンプルで力強い形態の高層棟に対して低層棟を高速道路から一定の距離を隔てて配置し、建物と道路との狭間を快適な空間にしつらえる。低層棟の外壁には暖かみのあるミネソタ石をテクスチャーのある仕上げで使用し、建物へ人を迎え入れるフレンドリーさを作り出すと同時に、街路空間に色彩を導入し街にアイデンティティーを生み出す。
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