Nihonbashi Mitsui Tower Renovation
用途 | Office, Commercial |
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業務内容 | Architecture / Landscape / Interior |
クライアント | - |
設計体制 | デザインアーキテクト/ペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン |
施工 | 鹿島建設 |
延床面積 | - |
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階数・構造 | - |
所在地 | 東京都中央区日本橋室町2-1-1 |
撮影 | - |
竣工当時の日本橋三井タワーは、オフィスビルとしての“風格と品格”ある佇まいを日本橋の街に形成していた。しかし、近年進む周辺の大型開発により “にぎわい”の街へと変化をする日本橋の中心的な役割を果たす場所として、日本橋三井タワー低層部を“風格と品格”に加えて、調和のとれた“にぎわい”の創出を目指してデザイン改修を行った。
低層店舗の中央通りに面したオープンスペースには、家具を設けて街を行き交う人々が足を止め憩えるショップフロントを創出した。さらに、ヒューマンスケールでの街並みのにぎわいの仕掛けとして、ハンギングバスケット、プランターにより街に潤いをもたらす緑、店舗のにぎわいのにじみ出しとしてのオーニング、バナー、ショップサイン、街の辻となる交差点には、象徴的な街角のアートを設けることで一体感のあるにぎわいを実現した。街の中には、デザインモチーフの一つとして、商売繁盛を意図する“そろばん柄” を外構舗装、ガラスパターン、照明器具など、あらゆる場所で用いることでかつて江戸時代に商売の街として栄えた街の記憶をデザインに織り込んだ。
また、これまでオフィスエントランスとして風格ある構えをつくっていた建物正面には、光行燈を新たに設置し、店舗から漏れる照明を効果的に設えることで、沿道を行き交う歩行者からも魅力的な建物への導入を促す仕掛けとした。昼の景観のみならず、夜景のシーンでも活気あるにぎわいに満ち溢れた新たな日本橋の景観を作り出すことに成功した。
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